受験の小論文指導
今回は「小論文」の指導についてです。
たいていの子どもにとって「小論文」を書く経験はありませんので、五里霧中になります。
「先生、論文って何ですか?」
「感想文とどう違うんですか?」
と、とまどいます。
対して形式を整える指導をします。
まず、文体を「~だ」「~である」に変えます。
それだけで格式が出てくるのは不思議です。
次に課題の真意を把握させます。
「共生」という言葉を知らずして論文は書けませんので、関連する文章を読ませたりの概念づけが必要です。
さらに自分の意見を主張することを指導します。
ここが辛抱がいるところです。
YESかNoから始めます。
「共生は大事にすべきか」
「YESです。」
「『共生』ってどういうことを指しているの?人間同士?人間と動物?植物?地球人と宇宙人?」
「人類と生き物です?」
「ゴキブリも入るの?」
「入ります」
と膨らませていきます。
また「感想」ではなく「意見」を求められているので、どのような主張も「~だから~である」と因果関係で説明する練習も必要です。
以下は比較的書きやすい題名です。
・「ものを作る」ことについて
・「もったいない」という言葉について
・「命の尊さ」について
・「優しさと厳しさ」について
・「大人になる」とは
・「私の好きな季節」について
・「思いやり」について
・「言葉の持つ力」について
・「マナー」について
・「共生」について