受験の小論文指導

今回は「小論文」の指導についてです。

たいていの子どもにとって「小論文」を書く経験はありませんので、五里霧中になります。

「先生、論文って何ですか?」

「感想文とどう違うんですか?」

と、とまどいます。

対して形式を整える指導をします。

まず、文体を「~だ」「~である」に変えます。

それだけで格式が出てくるのは不思議です。

次に課題の真意を把握させます。

「共生」という言葉を知らずして論文は書けませんので、関連する文章を読ませたりの概念づけが必要です。

さらに自分の意見を主張することを指導します。

ここが辛抱がいるところです。

 YESかNoから始めます。

「共生は大事にすべきか」

「YESです。」

「『共生』ってどういうことを指しているの?人間同士?人間と動物?植物?地球人と宇宙人?」

「人類と生き物です?」

「ゴキブリも入るの?」

「入ります」

と膨らませていきます。

また「感想」ではなく「意見」を求められているので、どのような主張も「~だから~である」と因果関係で説明する練習も必要です。

以下は比較的書きやすい題名です。

 
・「ものを作る」ことについて

・「もったいない」という言葉について

・「命の尊さ」について

・「優しさと厳しさ」について

・「大人になる」とは

・「私の好きな季節」について

・「思いやり」について

・「言葉の持つ力」について

・「マナー」について

・「共生」について

 

 

2018年11月25日