- 04月26日 今春から田中塾に通い始めた子供たちが、少しずつ慣れてきた頃です。
何人かの近況をご報告します。
小学生Aさんは、楽しく塾に通っています。
素直に何事にも一生懸命取り組むことができます。
しかし時々気の弱さと自信のなさが、甘えん坊になって表れてきます。
04月27日 小学生のB君。
同学年の子と比較すると幼さが目に付きます。
言葉づかいや姿勢などの改善が必要です。
筋道を立てて考える訓練を重視しようと思っています。
04月28日 お休みです。
04月29日 小学生のCさんは、人見知りする子供ですが、やっと塾の学習に慣れてきたところです。
一週間のスケジュールを自分なりに組み立てています。
しかし突発的な行事などでスケジュール通りにいかないとき、臨機応変に立ち回る器用さがありません。
生真面目が欠点となり、身動きができなくなるタイプかもしれません。
04月30日 小学生のD君は力を秘めた子ですが、気性の激しさを上手にコントロールできないことが学習進度を妨げているようです。
全く叱られていないか叱られすぎた子供なのかもしれません。
05月01日 中学生のEさんの欠点は、楽天的で雑な面倒くさがりの性格にあります。鉛筆の持ち方、字の書き方、問題の読み方、全てに見られます。それを改善しなければならない理由を納得させることがスタートラインです。
05月02日 中学生のF君には、問題を解くスピードが必要です。
独学のスタイルは身に付いていますが、解答へたどり着く最短のコースを見極める訓練をしてこなかったようです。
集中力がありますので、欲が出てくるとグーンと伸びるタイプです。
05月03日 中学生のGさんは、「自分には全然漢字が覚えられない」「問題が全然わからない」など強い劣等感を持っています。
この「全然」がキーワードで、学習に向かう姿勢の問題です。
かなり以前から発症したと見ています。
自信を取り戻すことから矯正していきます。
05月04日 中学生のH君は、必要以上の心配性で自分の能力や感情を上手に表現できません。
学校の授業では、学習するより周りの目や失敗しないようにと気持ちが向いているようです。
とりあえず、塾では少しずつリラックスし顔も和らいできました。
05月05日 こどもの日でお休みです。
05月06日 中学生のGさんは、喜怒哀楽をコントロールできるようになることが先決事項です。
学習に取り組む前の姿勢作りから始めています。
05月07日 お休みです。
05月08日 学校の先生の悪口をよく言うCさん。授業が終わった後に、なるべく話を聞いてあげるようにしています。
田中は批評や批判はいっさいしません。
聞き役に徹するようにしています。
同様に、親の欠点を言うようになったDさん。
「あーあー。ほかの家に生まれればよかったな。うちの親なんか××なんですよ。」
田中は、「きっとあなたの親御さんも同じことを言っているんじゃないの。
『あーあー。ほかの子供が生まれてくればよかったのに・・・うちの子なんか××だから。』という風に。」
大人の欠点に敏感になることは、少しずつ大人になっている証拠です。
もう少し時間がたつと、自分をも批評的にかつ客観的に見られるようになります。
05月09日 何人かの親御さんとメールをやりとりしました。
特に、お会いしたことや電話でお話ししたこともないお父さんたちからメールでお話しできることは、新しい視野が広がります。
05月10日 4年ぶり今年は教科書改訂が行われました。
新しくなった小・中の教科書を通読しました。
前回はゆとり教育の名で3割ほど単元がカットされましたが、多少元に戻りました。
ですので、現中3~高3までの世代の子供が「未習の単元が多い」というエアポケットの中に入ったことになります。
05月11日 入塾したばかりのDさん。
勉強する前に、「今日はどこまでやるのですか?」「何時頃に帰れますか?」と尋ねてきました。
田中は微笑みかけながら、「もうすぐわかるよ」。
BさんがDさんにこっそり教えました。「先生が『終わり』といったら帰れるんだよ。
一生懸命やらないと帰れないんだよ。」どうもDさんは学校の授業では、終了のチャイムを待ちながら過ごしているようです。
05月12日 子供達とのジョーク。「先生、今度のテストで20番以内に入ったら、『携帯』を買ってくれるので頑張ります。」とA君はやる気満々です。
「『携帯』なら先生が買ってあげるのに・・」と田中。「本当ですか?」と期待のA君。
「だって『携帯カイロ』でしょ。いくつ欲しいの?」。
「違いますよ。」
05月13日 「暗記ができません」とZ君は訴えてきます。
様々な理由がありますが、Z君の場合は、「字が乱暴で、小さすぎる」点も要因です。
明確な大きな字で視覚から記憶に取り込みたいものです。
05月14日 お休みです。
05月15日 E君は、少し面倒くさくなると「先生、わかりません。」と頼ってきます。
しかし、本当は考えれば分かるので、田中はちょっと怖い顔をするだけです。
すると「やっぱり、わかりました」と。
05月16日 体験学習中のM君は力のある子どもです。
しかし、あがり症や消極的な性格から、M君に合わせた学習はされていなかったようです。
特有のペースを持っているので、時間はかかりますが、期待できます。
05月17日 受験を控えた子どもには、早い時期から、総合問題や応用問題に取り組みたいと考えています。
しかし、学校の授業について行かれない子どもには、内申点が心配なので学校レベルの学習に時間を費やされてしまいます。
反対に、どんなに学校の成績が順調で通信簿で評価されていても、受験レベルの演習が足りない場合は、志望校選択の際に思慮が必要です。
「基本問題ならできる」「範囲が決められた単元ならできる」だけでは、受験には通用しません。
05月18日 ある時期になると「計算は頭でやらずに、手でやりなさい。」と教えます。
算数が得意で「暗算」ができる子どもは、複雑な計算を同じように暗算で解こうとするのですが、たいてい通用しません。
一見、効率が悪いように見えるようですが、1行1行ていねいに式をつづる習慣は必要です。
E君は、「めんどくさいから、暗算のほうが早いし、楽だ。」という考え方を直さなければなりません。
05月19日 テレビゲームばかりしている子供を預かることがあります。
その子供たちに共通する性格は、わがままで自己中心的だということです。
ゲームの世界では、自分が主人公になることができます。
登場人物の生殺与奪の権利を含めて、自分の思うようにゲームの世界を牛耳ることができます。
子供が成長する過程で大切なことは、試行錯誤をしながら社会の一員として生活するために「思いやり」など、他人との関わる方法を学ぶことだと思います。
しかしゲームに浸ってばかりいる子供は、そのことを学習する機会に恵まれません。
05月20日 中間テスト前ですので、予定のない子どもや補習が必要な子どもには声をかけました。
しかし、Kさんらには遊びの予定がありできませんでした。
特に中1に試験勉強の仕方を指導するために、学校で使う教科書やワークを塾へ持ってきてもらっています。
大きなカバン2つに入れてくる子もいます。
試験範囲を把握してもらい、まとめノートを作ったり演習したりするのですが、これまで勉強をする習慣がない子供には、手取り足取り指導しなければなりません。
05月21日 お休みです。
05月22日 田中先生を手伝うBより。
「私は町を歩いていると、必ずといっていいほど、ガムを吐き捨てる人、カン、ペットボトル、雑誌やゴミを平気で道ばたに捨てする人を見かけます。
イヤだなと思いつつも特に自分が拾うわけでもありませんが、先日、ある大学の知り合いを通して知り合った人が、そういったゴミを拾うボランティアをしているという話を聞きました。
拾っても拾ってもなくならないそうです。
みなさんはポイ捨てなんてしてませんよね!
ゴミは持ち帰るなり、ゴミ箱にすてましょう。
当たり前の事ですが、できない人が多いようです。」
05月23日 小学低学年から積極的に漢字を使用するかが、後の学力に影響すると考えています。
おっくうがり屋はひらがなで済まそうとします。
「社会のテストはひらがなでも丸になります」は、抵抗する子供の決まり文句です。
また「習っていない漢字は使ってはいけない」という偏見を持ってしまった子供もいます。
05月24日 Fさんには苦手な教科があります。
不得意な科目を攻略するには、その科目を集中的に学習することも一つの手ですが、あまり神経質になると他の科目の足を引っ張ることもあります。
苦手な教科は、苦手なものとしてあまり気にせずに得意な科目をより強固なものしていくと、不得意科目がいつの間にか消えていくことがあります。
05月25日 中間テストの結果が出てきています。
Q君はいつも国語の点数がとれません。
国語は基礎学力で、現在の地の力です。その欠点を批評するよりは、他の科目の努力を評価しています。