Fさんの近況

入塾して数ヶ月過ぎたFさんの近況報告です。

中学入学後、初めての定期テストの結果にびっくりなされた親御さんが、田中塾の戸をたたいてきました。

小学生の頃、まとめテストなどの結果は悪くはなく、学習面で心配されていませんでした。

しかし基本的な学習姿勢と方法が身に付いておらず、なんとなく勉強してなんとなくテストができていたようです。

このような子はだんだん多くなってきました。

小学校の成績表やテストでは、子どもの学力の実態が見えにくくなっています。

その被害は、中学にあがってからの本人が背負うことになります。

Fさんを観察してみると、学習能力に劣るわけではなく、

これまでの学習スタイルを身につける機会がなかったのが主因のようです。

田中が当初指示したことは、

・ちゃんと座って姿勢を正すこと

・鉛筆をしっかり持つこと

・字をていねいに書くこと

・言葉遣いを直すこと

 本来では、早い段階で身につけていなければならないことです。

 次に矯正したことは

・自分が何をしているか考えること

・ノートを使えるようになれること

・暗記できたか自分で確認できること

・集中できなくなった時に、自分でコントロールできること

まだ発展途上ですが、だんだんそれらができるようになってきました。

それにつれ計算や英語の読み書きができるようになってきました。

本人は理解できるようになり、勉強がおもしろくなり始めました。

しかし、やっとFさんはスタートラインに着けただけです。

つまり勉強する以前に不可欠な「姿勢」を身につけられただけです。

費やした期間は数ヶ月ですので、短期間で済んだと言えるでしょう。

そしてこれからは、勉強の「しかた」を教えることができます。

まだ先は長いですが、向上心がありますので徐々に伸びてくれると思います。

 

2018年11月25日