Mさんのテスト勉強

中学生のMさんのお母さんと面談で、テスト勉強について話し合いました。

こまではテストなどはどこ吹く風、とんちゃくすることはありませんでした。

しかし最近改善された点は、テスト範囲表を渡されてからの準備に少しは積極性が出てきたことです。

ご家庭での漢字練習や社会のワークなどの暗記作業も効果が出てきました。

今後も手取り足取りの指導が必要ですが、留意すべき点を上げておきます。

・学校授業を含め、他者の話を聞く姿勢の重要性を繰り返し訴えること。

・本人が「わかったこと」は、まだ「わかったこと」になっていないことを気づかせること。

・いろいろな人の助言を聞かせ、勉強方法をまねさせてみること。

・たくさんほめてやること。

特にMさんを「ほめる」ことは、大きな効果がありそうです。

田中は「ほめる」時には、ただ一途に「ほめる」ことにしています。

「ほめる」ことに専念します。

ですので成績があがったときに、

 「これで満足しないで、次をめざしてごらんよ」

 「やればできるのだから、もっとやればもっとできるよ」

などとほめついでに、カブトの緒をしめることはしません。

経験の上、そうなりました。

性格や思春期など時期的な問題も重なり、急変は期待できないかもしれません。

しばらくは、Mさん自身のありのままの姿を見せ、自分から「これではいけないから、

何とかしなければ」と気がつかせるような対処が必要です。

他のご家庭でも多いのですが、突発的に感情的に叱ることも手段です。

しかし、それを恒常的になさるのは逆効果です。

遠回りでも、本人の内側からわき上がる環境を整えることしかできないような気がします。

例えるなら、芽が出やすいように適度な水、温度、土を準備するようなものです。

 

2018年11月25日