Bさんのケアレスミス
Bさんはよくうっかりとミスをします。
計算で-(マイナス)をつけ忘れたり、英単語のSを省略します。
本人はケアレスミスだから、何でもないと思っていますが、そこが一番深刻なところです。
原因は表面的にしか理解していないところにあります。
マイナスの意味がよくあやふやで、何となくつけたりつけなかったりしています。
和や差の計算なら4通りの場合分けが必要で、頭の中に数直線をイメージする訓練をしなければなりません。
・+5+8=
・+5-8=
・-5+8=
・-5-8=
Sのつけ方もあいまいですので場合分けします。
・複数のS・・(cameras, apples)
・三単現のS・・(makes, eats)
・所有のS・・(Bob's, Tanaka's)
これらを理解してやっと上記のケアレスミスはなくなります。
ですので、保護者で「先生、この子はわかっているのですけれど、テストではケアレスミスを繰り返すのです。」
とおっしゃる方々は多いのですが、「少し時間がかかりますよ。」と返答するしかありません。
同様に中3の二次方程式の計算で±(プラスマイナス)を忘れる子どもには、「平方」と「平方根」の意味を復習させると効果的です。