Bさんのケアレスミス

Bさんはよくうっかりとミスをします。

計算で-(マイナス)をつけ忘れたり、英単語のSを省略します。

本人はケアレスミスだから、何でもないと思っていますが、そこが一番深刻なところです。

原因は表面的にしか理解していないところにあります。

マイナスの意味がよくあやふやで、何となくつけたりつけなかったりしています。

和や差の計算なら4通りの場合分けが必要で、頭の中に数直線をイメージする訓練をしなければなりません。

・+5+8=

・+5-8=

・-5+8=

・-5-8=

Sのつけ方もあいまいですので場合分けします。

・複数のS・・(cameras, apples)

・三単現のS・・(makes, eats)  

・所有のS・・(Bob's, Tanaka's)

 これらを理解してやっと上記のケアレスミスはなくなります。

ですので、保護者で「先生、この子はわかっているのですけれど、テストではケアレスミスを繰り返すのです。」

とおっしゃる方々は多いのですが、「少し時間がかかりますよ。」と返答するしかありません。

同様に中3の二次方程式の計算で±(プラスマイナス)を忘れる子どもには、「平方」と「平方根」の意味を復習させると効果的です。

 

2018年11月25日