知恵の輪ブーム
田中塾でのあやとりブームは終わりました。
いくつかのご家庭では、お母さんやお祖母ちゃんにあやとりの技を伝授されて、ずいぶん得意になった子どもがいました。
ただ遊んでいるばかりでなく、あやとりで三角形を作り、鋭角三角形、直角三角形、鈍角三角形と変化させます。
四角形では、正方形から初め、長方形、平行四辺形、ひし形と変化させ、それぞれの図形の性質を理解するのに役立ちました。
等積変形の学習にも便利です。
ある日何げなく知恵の輪をいくつかおいてみたところ、何人かの子どもたちが興味津々、熱中していました。
知恵の輪と言っても針金を曲げた簡易なものではなく、大人のマニアがいるほどの「キャストパズル」という本格的なものです。
子どもたちの取り組む姿を見ていると、様々な反応が見られます。
子どもの性格が凝縮して如実に表れてきます。
日頃の学習する態度も同じです。
・2分位であきらめ「先生、やり方教えて下さい」とすぐ依存するMさん。
・できないとわかると力ずくで何とかしようとしたKさん。(壊しました)
・最初にじっと観察して、納得した後に挑戦するSさん。
・外した後、どのようなしくみなのか何度も検証するRさん。
・偶然にも解けると「もうできた」と満足するTさん。
・反対に何度も何度も外しては戻しを繰り返し、完全に納得するまで続けたNさん。
・知恵の輪を考案した人に感動したのはSさん。
また解き方には手順を地道に積み重ね正解にたどり着くのと、
直観的ひらめきで解くものがあります。
子どもは性格通りの解き方をするのを見て納得いくところがありました。
田中が日頃観察したことの検証にもなっています。