テスト勉強法の進歩
定期テストの時期で、子どもたちが準備にいそしんでいます。
勉強のしかたがわからない、家庭学習ができない、
集中できないなどの子どもには、声をかけて毎日来てもらっています。
やる気満々で早くから来て、遅くまで試験勉強をする子どももいれば、毎日はとうてい通えない子ども、試験前だと焦りが出て空回りをする子もいます。
本人がどこまでがんばれるかを見て指示しています。
Fさんのお父さんは、毎回社会や理科の暗記カードを作り、子どもに覚えさせようとしています。
お父さんが作ってくれることにFさんはうれしそうです。
いつも見せてくれます。田中は、「Fさんが大人になって、子どもができたら、テスト前には同じように作らないといけないね。」照れながら、
Fさんは、「はい、作ります。」
そのカードは、表に「1918年、富山県でおこった焼き討ち事件は何ですか?」と問題が、裏には「米騒動」と解答が書かれています。
Fさん表を読んで裏の解答を言えるようになりました。
しかし、一方通行の勉強方法ですので、そろそろ次の段階を試す頃です。
裏を見て表の説明をできるようにするように指導します。
例えば、「米騒動って何?」
「1918年、富山県で米の高騰にたいして主婦などがおこした焼き討ち事件です。」
となれば、知識に広がりが出て、出題形式にとらわれず応用が効くようになります。
Fさんは、田中の提案するその勉強方法の効果や利点を理解できるようになりました。
あとは実際に本人が行動するかどうかです。