中2理科「フレミングの法則」

 

フレミングの左手の法則では「電流の向き」と「磁界の向き」と「力の働く向き」を学習するのですが、理解できない子どもには全く理解できない単元です。

特に図形が苦手な子どもは苦しみます。

プリントには平面しか表せないので、教える側の独自の工夫が必要となります。

・左手の人差し指、親指、中指を垂直方向に向くようにしっかり固定させる。

・各指に「電流の向き」(プラスからマイナス)と「磁界の向き」(NからS)で「力の働く向き」をマジックなどではっきり矢印を描く。

・空間において、「右と左」、「上と下」、「手前と向こう」の6方向に限定させる。

「斜め」の方向は除外させる。

・視点の中心を自分に置く。

・プリント一枚目の展開図を組み立て、机の上に再現してみる。

それでも分からない場合、強大な磁石と電線をイメージさせ、自分がその中心にいると仮定して考えさせる。

ここまでの授業は時間がかかりますが、法則のたぐいは一度納得できればいつまでも残ります。

暗記の効き目が全くないところです。

2018年11月25日