春期講習が終了
本日は春期講習の最終日でした。
多い子どもで8日間学習しました。
毎日通えるのと体力的に余裕がありますので、効率のよい講習会でした。
特に春よりの新塾生に勉強するスタイルを身に付けることを重視しています。
何度も言うのですが、「自分の手と頭を使う」ことが勉強の極意です。
「楽にできればいい」「答えが合えばいい」という考え方から一番遠いところにあります。
例えば、中3はこの時期「展開」と「因数分解」の計算を学ぶのですが、田中が選ぶ教え方は「公式を使わない」というものです。
「乗法の公式」を先に教えてあてはめさせるのが定石ですが、その知識なくともいつのまにか気がつき使っているものです。
その段階に達した子どもに「実はそれが乗法の公式というものだよ。」と名をあかします。
このように自分自身で身につけた知識は、忘れることがありませんし、本番のテストなどでも確実に使うことができます。
意味もわからなく暗記した知識はもろいものです。
ケアレスミスに悩んでいる子どもは多いのですが、その一番の原因は「本当に分かっていない」ことにあります。
付け焼き刃の知識では全く役に立たないのです。
昔は学校が単元の意味を教え、塾が裏技を教えていたのですが、様々な理由から逆転の相も見られるようになりました。
実は遠回りにこそ、一番の近道があるかもしれません。