国語が苦手な

中学生の期末テストの結果が出そろい始めています。

グーンと伸びている子、なかなか伸びきれない子、低迷している子がいます。

それぞれに理由を考えながら、次の展開に進むことは大切です。

国語が悪かったのはNさん。他の科目はまずまずなのですが、極端に国語の点数が低く、合計の足を引っ張っています。

国語が苦手な理由は様々ありますが、Nさんの場合は、彼の性格がかなり影響しているようです。

漢字の知識や語彙力が劣っているわけでも、文章が理解できないわけではありません。

しかし、頑固一徹のマイペースな性格が、国語の問題を解く時に大きな邪魔をしています。

文章を読むというのはこちらからすり寄り、

「文章には何が書かれているか」

「作者は何を言いたいのか」を読み解くことが必要です。

そして想像力を駆使し作者と共感し、思考回路を合わせていかなければなりません。

しかし唯我独尊のNさんには、この作業がうまくできないようです。

勉強以外での学校生活や部活などでも、頑固に自分のペースを貫いているのではないかと思われます。

とりあえず、国語の問題集を渡し、少しずつ進めていくことにしました。

あまり「国語、国語」と根をつめると嫌いになってしまいますので、無理のないペースを保ちます。

国語の先生との相性などもありますが、もう少し時間がたって、相手の立場にたてる視点が出てきたり、相手の気持ちになって考えることができるようになると、

文章はたやすく読めるようになると思います。
 

2018年11月25日