いい学校とは?

子どもや保護者より「先生、いい学校はどこですか?」と問われることがしばしばです。

いい学校に進学したいのは皆が望むところです。

が、田中はいい学校の基準は相対的だと思いますので、子どもには「合う学校」を紹介することになります。

基本的な判断の材料をあげてみます。

・私立か公立か。

・男子校・女子校か共学か。

・学校の規模は大きいか小さいか。

・付属の学校があるかないか。

・自宅から近いか遠いか。

・部活動が活発かそうではないか。

・校風が自由か管理が厳しいか。

・伝統があるか新設校か。

・クラス編成が(特進クラス、文系クラス、スポーツクラスなど)細かくされているかされていないか。

それぞれ一長一短でどちらが「いい」というより、どちらが子どもに適しているかの視点が大事だと思います。

ご家庭や本人の好みもあります。

田中としては最後の「クラス編成が細かくされているかされていないか。」の選択では、「されていない」学校に好感を持っています。

最近の傾向は「編成が細かい」方が、指導がていねいだという幻想を与えるのか、人気があります。

しかし、実際は名ばかりで実がともなっていない学校が多いような気がします。

また、高校の実績を上げてくれる「特進クラス」の子どもばかりを、高1から囲い込み厚い指導をほどこす反面、

その他の子ども達をおざなりにしてしまう学校もあります。

高校での勉強は受験科目だけをすればよいのではなく、従来通り高1、高2で広い教養と可能性を与え、

受験学年で文系理系のレベル別クラス編成がなされるべきだと思います。

実際、伝統的な名門校はそのスタイルを守っています。

受験勉強だけでは受験に勝てないことを十二分に知っているからでしょう。

 

2018年11月25日