2度解く
中学生は中間テストの準備期間中です。
中1のMさんはテスト対策の勉強が上手になってきました。
整理してまとめる、暗記して演習する作業をメリハリをつけ、合理的にこなしています。
前回は「先生、テスト簡単でした。全部できました」と意気揚々でした。
しかし、返却されたテストを見ると、思ったより点数が伸びていませんでした。
勉強が上っ面だけで、自分ではわかった、解けたと勘違いしているようでした。
スポーツもそうですが、練習の成果がそのまま試合に出るわけではありません。
ましてや、練習でたまたまできた技術が試合で出せるはずもありません。
勉強も同じです。
生半可な理解では、実践(テスト)ではなかなか通用しません。
その失敗を補うために、Mさんにはできた問題を「2度解く」ということを指導しました。
一度できた問題をもう一度解かせます。
最初は、いやがるそぶりを見せてみましたが、着実に定着するのが自覚できたようでした。
そうすると試験で多少焦ったり、緊張したりしても確実に解けるようになります。
今回のテストは期待できそうです。
わかったと思ってももう一度解きます。
覚えたと思ってももう一度確認してみます。
ケアレスミスの多い子には効果のある指導法です。