2度解く

中学生は中間テストの準備期間中です。

中1のMさんはテスト対策の勉強が上手になってきました。

整理してまとめる、暗記して演習する作業をメリハリをつけ、合理的にこなしています。

 前回は「先生、テスト簡単でした。全部できました」と意気揚々でした。

しかし、返却されたテストを見ると、思ったより点数が伸びていませんでした。

勉強が上っ面だけで、自分ではわかった、解けたと勘違いしているようでした。

 スポーツもそうですが、練習の成果がそのまま試合に出るわけではありません。

ましてや、練習でたまたまできた技術が試合で出せるはずもありません。

勉強も同じです。

生半可な理解では、実践(テスト)ではなかなか通用しません。

その失敗を補うために、Mさんにはできた問題を「2度解く」ということを指導しました。

一度できた問題をもう一度解かせます。

最初は、いやがるそぶりを見せてみましたが、着実に定着するのが自覚できたようでした。

そうすると試験で多少焦ったり、緊張したりしても確実に解けるようになります。

今回のテストは期待できそうです。

わかったと思ってももう一度解きます。

覚えたと思ってももう一度確認してみます。

ケアレスミスの多い子には効果のある指導法です。

 

 

2018年11月25日