個人面談より
2学期末の個人面談からいくつの田中のコメントを紹介します。
小学生Aさん・・「順調に学習は進んでいます。
自分で宿題の管理ができるようになりました。
覚えることに対して自信がついてきて、いやがらなくなりました。
特に英語は得意そうに、ご家庭でも音読しているようです。
計算が丁寧にできるようになり、スピードもついてきました。
問題集を一冊やり遂げましたが、文章題はまだまだです。
依存心が強く、人に甘えて深く考えることができないようです。
それは国語の読解にも現れています。
腰を落ち着かせて、深く学ぶことが必要です。
それには読書の習慣をつけるのが良いかもしれません。」
小学生Bさん・・「夏から比べてずいぶん落ち着きが出てきました。
自分の気持ちをコントロールできはじめています。
勉強に前向きな姿勢が見られるようになりました。
集中力も出てきました。
しかし途中で投げてしまうところが欠点です。
文章題や図形問題に根気よく取り組むべきです。
通り一遍問題を読んで何となく解いています。
計算は確実さを優先して下さい。
英語の音読がよくなってきました。
徐々に書く練習や文法に移っていきます。
社会は興味がないようで、一般常識的な知識が不足しています。」
中学生Cさん・・「成績があがったのは、勉強が上手になってきたからだと思います。
これまでの欠点は頑固な性格の融通のきかなさでした。
何でも自分流で決めてきました。
それが最近ではいろいろ受け入れる姿勢をもってきたようで、アドバイスなども素直に聞いて実行できるようになりました。
小学校からみっちり基礎はありますので、
次は安定して今の順位を維持することが課題になるでしょう。
英語の語彙力がついてきまして、丁寧に英文を読めるようになってきました。
文法の知識もずいぶん増えてきました。
数学は納得しないと進まない意固地さが、これまでは欠点として働いていましたが、今回は問題を考え抜くという長所になっています。
他の科目も順調です。」
中学生Dさん・・「テストの結果に、これまでの積み重ねが出てき始めています。
今まで習ったことが、大きくつながってきたように思われます。
本人は今回の結果にホッとしているようです。
しかし最大の欠点の『雑さ』はほとんど改善していません。
自分で書いた字が読めないようでは、これから勉強がどんどん難しく複雑になっていくので、対応は難しいでしょう。
繰り返し本人に言うしかないのですが、自覚がないとなかなか直らないでしょう。
現在は勉強に対しての受け皿ができていません。
いくら注いでもあふれるばかりです。
スポーツと同様、勉強にも欲が出てきてほしいものです。」
中学生Eさん・・「本人としては、一生懸命勉強している割には成績がかんばしくありません。
その理由は学習の効率を考えていないからです。
無駄な勉強で時間を費やしています。
漢字練習などでも漠然と書くのではなく、どの漢字をどれくらい練習したらいいか、さらにしっかりと覚え切れたかを確認しなければなりません。
社会のまとめノート作りばかりで、暗記する時間がありません。
だからといって今までの勉強方法を全部否定する投げやりな態度はよくありません。
新しい単元では時間はかかりますが、一度習ったことの定着は優れているので、もっと自信を持ってもらいたいものです。」