言葉遣いについて
田中塾の自慢の一つは、子供たちの言葉遣いのていねいさです。
採点のためプリントを差し出すとき、説明を受けるとき「お願いします。」と、プリントを受け取るとき、説明を聞き終わったとき「ありがとうございます。」と子供たちは言います。
他にも「トイレに行きます。」
「辞書を借ります。」
「宿題は何ですか。」などていねい語を自然に使用しています。
強制しているわけではなく、堅苦しい雰囲気はありません。
子供たちにそうさせるコツは、子どもに対して一人の人格者として接することだと思います。
体験学習など通塾の初期段階で、田中の方からていねい語で語りかけます。
また、男女区別なく「~さん」と呼称します。
このブログでも「~君」と呼ばれている男子がいないとお気づきになりましたか。
最初にそう呼ばれる男の子はびっくりしますが、すぐに慣れます。
そして、他の子どもたちの口ぶりをまねるようになります。
子どもたちは、ピアノ、水泳、そろばん、野球など様々な習い事に通っています。
それら市井の先生たちが、地域の子どもに言葉遣いをしつけていたような気がします。
しかし近頃では、あたかも友達のような言葉使いをしています。
近所のおじさんおばさんやお店のご主人などと接する中で、あいさつや言葉遣いを学んだのは遠い昔のようです。
ところが小学生のPさんとQさんの二人だけは、言葉遣いがなかなか改まりません。
唯我独存の性格で、自分だけ違う言葉で話していることに気がつかないようです。
その個性は尊重されるべきですが、少しずつ矯正していこうと思っています。